日産とEDFは、日産リーフとe-NV200の所有者がV2G(Vehicle-to-Grid)充電機能を使用できるようにする複合パッケージを提供する契約に合意しました。パートナーシップは当初、ビジネスユーザーに焦点を当て、将来的には消費者向けのローンチが計画されています。
現世代の日産電気自動車は、単に充電するのではなく、グリッドまたはエネルギー貯蔵システムに電力を供給することができます。そのため、顧客向けのV2G充電のオプションは、ローカルグリッドで負荷のバランスを取り、コストを削減できることを意味します。
ピーク時に車のバッテリーからのエネルギーがグリッドにフィードバックされ、オフピーク時にスマート充電が行われるため、大幅な節約が可能になります。バッテリーをどれだけ低く放電できるか、車が再び完全に補充される時間、またはバッテリーが特定の充電レベルに達するまでの時間に制限を設定できます。
英国、フランス、ベルギー、イタリアでは、日産が車両の提供を担当し、EDFがV2Gシステムとサービスを提供します。この合意は、昨年署名されたパートナーシップに続くものであり、両社は、電気モビリティ、スマート充電、セカンドライフバッテリーの使用、エネルギー貯蔵、再生可能エネルギー貯蔵の分野で共有製品を開発するために協力することに合意しました。
ヨーロッパの日産エナジーのマネージングディレクターであるフランシスコ・カランザは、次のように述べています。
「企業は日産リーフとe-NV200が提供するメリットと機会にますます気づき始めており、V2Gソリューションを追加することは、エネルギー供給を管理し、新しい収益機会を開くための論理的な次のステップです。」
EDF EnergyのマネージングディレクターであるBéatriceBigois氏は、次のように述べています。
「私たちの専門知識を日産と組み合わせることで、私たちは協力して、現在のビジネスと近い将来のより広い社会のために低炭素輸送を実現することができます。電気自動車への投資を支援し、電気自動車がもたらす経済的および環境的メリットを実現し始めるのに役立つソリューションをお客様に提供する当社の能力は、このようなパートナーシップを通じて達成可能です。」